お知らせ

代診のお知らせ

 10月29日(土)・30日(日)の2日間、札幌で「第37回日本臨床リウマチ学会」が開催されます。私も評議員として前日から参加します。10月28日(金)と29日(土)の2日間、当院は代医が診療いたします。院長の診療をご希望の方、新患の方は別の日にお越し下さい。
 今回の学会では、病診連携に関する発表の座長を担当します。病診連携とは、高度な医療設備や専門性のある地域の基幹病院と、かかりつけ医である診療所が連携して治療にあたることです。
 関節リウマチの治療では、関節痛のコントロール以上に全身管理も重要です。関節リウマチは全身性の炎症性疾患であり、様々な臓器に影響を及ぼします。皮膚の潰瘍や結節、眼の炎症(強膜炎、上強膜炎)、肺炎(間質性肺炎)、心膜炎や心筋炎、二次性アミロイドーシスによる腎機能障害や消化管機能障害、不整脈、心不全など多岐にわたります。関節の破壊が進めば、人工関節置換術などの手術が必要となる場合もあります。また、関節リウマチの治療では免疫抑制剤を使用しますので、肝炎ウイルスや結核菌の既感染者への対応(再燃しないための予防投与)や感染症(日和見感染症、細菌性肺炎、膀胱炎など)の早期発見早期治療が必要です。さらに、関節リウマチの治療によって生じる合併症(胃腸障害、肺炎、肝機能障害など)への対処も必要です。当院では生物学的製剤やJAK阻害剤の投与開始前には必要に応じて呼吸器内科専門医の受診や消化器内科専門医の受診、腎臓内科専門医の受診をお勧めし、専門医の診察結果を確認した上で治療を開始しています。投与中に何らかの問題があった場合も各専門医を受診して頂いています。その他、入院が必要な場合にも連携病院にお願いしています。難病指定を申請する場合の検査についても同様です。
 普段はリウマチ専門医で治療し、必要時には各専門医に適切なタイミングで相談できるというシステムによって、利便性と安全性を担保できます。当院では病診連携を積極的に取り入れており、様々な医療機関と診療情報を共有し、安全な治療を目指しています。

〒814-0002
福岡県福岡市早良区西新1丁目10-27
西新プライムビルTEL (092)833-8030

診療時間
09:00~12:30 × × × ×
09:00~13:00 × × × × × ×
13:30~17:30 × × × ×

◆毎週 木曜 10時福岡大学からペインクリニック専門医が来て神経原性疼痛、線維筋痛症を診察いたします◆休診:日曜・祭日 ◆駐車場なし

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